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高一の二学期の英語の成績もやはり駄目でした。私はイライラしている毎日を過ごしていました。
それでも、同じように勉強したところ、テストで赤点を二学期の期末で回避できました。それでも、40点にも行きません。毎日勉強をするのが、バカらしくなってきてしまいました。
そんな悶々としている頃、私の友人が予備校に通い始めました。そして、彼はしらじらしくも私に予備校に行くことを進めました。確かに、彼と私は成績についていつも語り合っていました。しかし、彼方が圧倒的に出来るのです。
そんな彼に、予備校の先生は面白くて分かりやすいし、学校の先生と違って出来ない事への心理的な圧力をかけて来るような事はしないから、本当にいいところだよと言われました。さらに彼はこう続けました。
「俺たちって、勉強が出来ないから勉強時間も減ってく訳だろ。そういう奴は、学校みたいにけなされるより、ある程度ほめられた方が、まだ勉強する気がするよ。」
私は自分としては勉強していたつもりなので、「そうだな。」と答えたものの、良い気はしていませんでした。

それでも、他に成績アップの方法が特に思いつかなかったので、予備校に冬期講習だけ行くことにしました。
そして、二つの授業をとりました。基礎レベルの授業と、標準レベルの授業です。基礎レベルのクラスに最初に行きました。そして、最初の授業です。少し期待しながら先生を待っています。
学校で先生にあてられても、殆ど答えられた試しが無かったので、あてたりしない先生を期待していました。すると、予備校講師がやってきました。学校の先生に比べたら、かなり、雰囲気が違っています。
なんか、フレンドリーな感じもするし、怖い気もします。代ゼミに行ったのですが、代ゼミ特有の度派手な講師ではなく普通の講師でした。それでも、 当時の私には刺激が強かったと思います。
幸い、その先生はあてたりしない先生でした。そして授業は順調に進められていきます。学校の授業に比べて、私のレベルにあっていたせいか、授業が面白かったのを覚えています。
そして、その先生が私の英語学習との戦いおいての、強い武器となる言葉を授業中に言いました。その後も色々な挫折はありますが、その言葉をきっかけに私の成績は惨敗状態から抜け出すことが出来ました。
もったいぶらずに、どんな言葉だったか書きます。それは、単純な言葉でした。ただ、英語で一番重要なのは暗記です。という言葉でした。

詳しく説明すると、先生はこんな感じで説明していたと思います。
「英語は誰かの決めたルールなんだ。だから、数学とかならある程度可能かもしれないけど、今まで知ってる知識から推測しようとしたところで、回答を出すのは絶対に無理なんだ。」
「暗記が一番なんだよ。基礎段階では。」「例えば君に、親友がいたとしよう。その親友の事を君は本当によく知っている。でも、なぜ君の親友がお母さんの事をママって呼んでるかって言うのは、見たり、聞いたりして、その事を覚えてるから知ってるんだ。」
「ただ、友達の性格とかそんな事から、ある程度の推測はつくかもしれないけど、いくら親友でも100%呼び方をあてられるとは限らないよね。」
「つまり、言葉とはそういうものなんだ。誰かが何かを、何と言う音(言葉)で表すかなんて、聞かない限り分からないって意味だよ。」
さらに、こう続きます。
「じゃあ、何で解説があるか説明したいと思います。どうして文法のルールがそうなるのかとか、そういう説明をいろんな先生がするよね。」
「そういうのは解説を聞くことによって、より頭に記憶として残りやすくなるんだよ。ようは、最終的に、どんな形であれ丸暗記が必要なんだ。」
「その暗記を元に、その知識の運用をしていくわけで、それがテストだったりするんだよ。」
「だから、みんなみたいに基礎の段階のテストが取れない人は、絶対的な暗記が不足してるはずなんだ。」
「だから、むしろ最初は、多少意味が分からないところがあっても、暗記をしてしまえば、また新しい事を覚えたときにつながってくることもある。」
「だから、みんなは本当に暗記をせっせとやっていかなくちゃいけないんだよ。」

この言葉は、本当に私の英語学習を変えました。暗記が重要といえば当たり前なのですが、私は当たり前な事を見失っていました。
当時の私の勉強法といえば、辛い事、時間がかかる事、イコール勉強だと思っていました。だから、一生懸命やっても、本当に無駄の多い勉強法でした。
ちなみに、このとき取った標準クラスの授業はチンプンカンプンで何をやったか現在思い出せません。
さて、やってはいけない例として、当時の失敗を上げておきます。テストが近くなると、授業で書いたノートを整理していました。内容を読んでは、別のノートに綺麗に書き写していきます。
別に、改めてノート整理が必要な程の汚いノートではなかったと思います。それでも、私は時間をかけて一生懸命やっていました。
何かを覚えるには、反復練習が不可欠です。しかし、この方法では、私としては満足感は得られましたが、反復回数としては最後までノートを綺麗にしても、一回しかしていませんでした。今考えると、本当に無駄に時間をつかっていました。
次に、これは点取りテクニックに分類されてしまいますが、全部を覚えるまで次に進まないという悪い癖がありました。中学校の時からの勉強法で、私はいつも物まね音読をしたりしながら、授業で出された文章を暗記します。
中学の時の先生は、いつも教科書で扱った文章の穴埋め問題しか出しませんでした。なので、はっきり言って、私は英語のルールを、ほとんど考えたり覚えようとした事がありませんでした。
それでも、教科書の例文さえ覚えれば解けました。中学レベルだったら、それも悪くない勉強法でしょう。しかし、高校のテストにおいてはルールを理解したうえで、全く別の文章から出題されてきました。もちろん、中学レベル以上の問題は全てそうなるでしょう、
さらに、授業で扱う文章もかなりの長さになります。なので、私のような凡人には教科書を丸暗記するような事は無理でしたし、その丸暗記によって、英語のルールを自然に身につけるというのは無理でした。
さらに、配点が毎回五点ほどしかない、単語のスペル練習などに物凄い時間をかけていました。
点を取るためには、点数の高い問題に時間をかけて勉強しなくてはなりません。
今思い返せば、本当に要領の悪い少年でした。もう少し早い段階で、現在の私がアドバイスをしてあげたいところです。

要するに、この時点で私はいつもある事に気をつける事をし始めたのです。英語学習をしている時は、それは暗記をしているのか、それともしていないのか。あと、その暗記は効率的に成績を上げるための暗記か、それとも時間消費(充実感)が第一目的の暗記か。
この点を注意して勉強していった所、私も何か英語のテストに対して、手ごたえを感じるようになってきたのです。
今回の英語学習との戦いは、ドローとまでは行かないようですが、戦いの練習にも作戦があるという事を知りました。
闇雲にプロレスごっこをしていたプロレス大好き少年が、プロの練習風景を覗いて、何かを得たといった状態です。

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