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旅行編、第一発目はニューヨークから行きたいと思います。
2004年12月、私は始めてニューヨークに行きました。
そして、留学生活をしていると言っても、私はアメリカ初心者でした。
そして、日本国内でさえ一人旅など行った事がないのに一人旅を決行した強引な旅行でした。
予想に反する、トラブル続きの旅行で今でも本当に印象深く残っています。
でも、人生の中で一番楽しかった旅行です。
さて、私はどうしてもニューヨークに行きたいと思っていました。
かなり強い憧れを抱いていました。
しかし、お金が余りありません。
そして、友達と行ったりして宿泊代を下げたりしても良かったのですが、どうしても一人旅と言うのに憧れていました。
そして、安いホテルをインターネットで探していたのです。
そうすると、意外に見つかるものなのです。
かなり、一等地のホテルでも、設備が悪いのか70ドル位で泊まれるものです。
しかし、友達と言った場合を考えると、それでも高いと思いました。
そして、日本で言うところの漫画喫茶や、健康ランドのようなとりあえず宿泊が出来る場所はないかと一生懸命探していたのです。

すると、やってみるものです。意外に見つかるものです。
それは、ユースホステルと言うところです。あまり、日本では聞いた事がありません。
一つの大きな部屋に、二段ベッドが4個ほど置いてあります。
そして、ロッカーが八個ほど置いてあります。
そして、シャワー室が一つあるのです。そして、立地もやや悪くなります。
そんなデメリットを差し置いても一泊20ドル、
さらには朝食付きというのには感激しました。
それに、私は何か普通と言うか、周りと同じような事をするのが嫌いです。
なので、そこのホステルへ行く事を即決したのです。
もちろん、交通手段は飛行機ではありません。
グレイハウンドというバスを使いました。
安いという事と、使った事がないという理由です。
使えばはっきりと分かる事ですが、
乗っている人たちのガラが本当に悪そうです。
そして、一つだけ準備したものがありました。
ニューヨークの観光名所と地図を印刷したものです。
本当に、あの時はウキウキしていました。
これから起こる悪夢を、全く予想できていなかったのです。
さて、出発の前日、私は全ての荷物を用意して、
ただ寝るというだけでした。

しかし、あまりの興奮の為に寝る事が出来ません。
布団に入っては出たりして、イライラしていました。
そして、気分を変えるために友達の部屋に行きました。
友達としばらく話した後、私たちは映画を見ることにしたのです。
そして、友人がニューヨークに行くなら、そこが舞台になってる映画を見たほうが良いと言いました。なので、『ザ・デイ・アフター・トゥモロウ』という映画を見ました。
ニューヨークに行った後で気付いたのですが、
この映画を見るという選択は、恐ろしいことだったのです。
軽く映画の内容に触れておきます。
地球が急に寒くなってしまって、地球が凍り付いてしまうと言う話で、
それに対して何とか生き延びようとしている人を描いたSF作品です。
非常に手に汗握る展開で、お勧めの映画です。
そして、その映画を見終わって、
まだ眠くならないものの、自分の部屋に帰りました。
そして、映画の事を思い出したり、
次の日からの事を考えたりしていました。
眠ったのか、ただ時間が過ぎたのか良くわかりませんでしたが、
次の日の朝になりました。
いよいよ出発です。
バスの駅まで映画を一緒に見た友人に車で送ってもらいました。
前の日には無かったのですが、雪が降り始めていました。
結構寒かったです。

次の日からの安宿一人旅の事を考えて、さらに雪が私に追い討ちをかけて、
実は結構不安になっていました。
バス停に着くと、そこにはガラの悪そうな人がたくさんいます。
すこし、めげそうになってしまいました。
しかし、友人と一緒にいたので何とかそれを乗り越えました。
そして、バスに乗り込む時間がやってきました。
友人と別れ、いよいよ一人旅の始まりです。
私は相当緊張していました。ガラの悪そうな人たちと言い、
あまり綺麗とはいえないバスの車内など、私のテンションを下げるものがたくさんありました。
実はこの時、なぜバスを使おうと思ったのか、自分に対してがっかりしていました。
はっきり言って、後悔もしていました。
しかし、人間と言うのも適応能力があるようです。
バスに乗って、一時間が経った頃、急に睡魔に襲われて、
そのまましばらく寝てしまいました。
そうすると、人間は開き直ってしまうようです。
目覚めると、さっきまで怖いと思っていた車内も急にへっちゃらになってしまいました。
そして、しばらくすると乗換えをしなければなりませんでした。
そこのバス停もとりわけ汚いバス停だったので、またネガティブになりかけましたが、何とか持ちこたえて次のバスに乗りました。

そして、出発して10時間くらいが経ったかと思われる頃、
あのニューヨークにもう少しで到着と言うアナウンスを聞きました。
私のテンションは、今までくじけそうだったのが嘘のように盛り返しました。
そして、ニューヨークの町並みが見えた時、まるで映画の中の世界へ入ってきたような不思議な感覚に包まれ、思わず涙ぐみそうになってしまいました。
いよいよ、ニューヨークに足を踏み入れます。始めて踏む、ニューヨークの地面に緊張しながらバスを降りました。そうすると、思わずこう叫びたくなりました。
「痛!!!」
あまりの風の冷たさに、耳や眼球が一瞬にして、痛みを覚えました。
荷物を受け取って、バス停からホステルへ向かう途中も、痛くて仕方ありません。
こんな痛み、東京で生活してきた私には、初めての体験でした。とりわけ、この時は風が物凄い勢いでふいていました。眼球が凍ってしまいそうで、まともに目が開けられません。
少しでも、眼球を動かそうとすると、そのまま眼球がそのままポロンと取れてしまうのではないか、と思うような痛みを覚えます。
さらに、耳は凍りつき、痛くてたまりません。風がふくたびに、本当に痛かったです。
私はジーパンをはいていました。
東京では、どんなに寒い日でも、上着に厚着をする事はあっても、
ズボンの暖かさが足りないと思ったことはありませんでした。
しかし、風が吹くと足が痛いのです。体験した事のない寒さでした。
こうなると、どうしても前日に見た
『ザ・デイ・アフター・トゥモロー』の事を思い出してしまいます。
しかし、ニューヨークは北のほうにあるので、
そもそも寒いはずだと思いながら、どんどん町の中を歩いていきました。
でも、ここまで寒いと、なんだかフィクションだと分かっているのに映画の事が気になってしまいます。
思わず、地図で図書館がどこにあるかをすぐにチェックしてしまいました。
(見た人にはわかりますね。)

とにかく、私は不安なりにも映画の様な気分を満喫していました。
ホステルについてから分かったことですが、丁度この時、ニューヨークに寒波が来ていたらしく、その時の気温はマイナス16度だったそうです。
そりゃ、痛いほどに寒いはずです。ところで、町の中はというと、何か真っ白なのです。
いたるところが、白くなっています。
町全体の氷結を防ぐためなのか、塩のようなものが道路にたくさんまかれています。なので、車も道も、真っ白なのです。まえに、こんな風景を映画で見たことがある気がしました。
さらに、ニューヨークの地下鉄の入り口を発見したりもしました。
思わず、入り口についている誰かのはき捨てたガムを食べたくなりました。
(映画、『エルフ』を思い出した事により)
そんな光景を見て、私はマイナス16度を忘れるほど熱くなってしまいました。
さて、このニューヨークの話の前半はこれでおしまいです。
後半は、思いもよらない災難が襲いかかるのです。
もちろん、思いもよらないと言うことは、私が少しだけ恐怖に感じている、ニューヨークが氷結してしまうという事が起きたわけではないので、安心してください。

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